世界最大の洞窟を誇る「ソンドン洞窟」洞窟探検ツアー、来年開始へ

荘厳で神秘的な雰囲気が漂うソンドン洞窟内部(c)Oxalis

荘厳で神秘的な雰囲気が漂うソンドン洞窟内部(c)Oxalis

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世界最大の洞窟を誇る「ソンドン洞窟」洞窟探検ツアーが2015年年初、正式に始まる。

洞窟内の類のない大きさの洞窟真珠(ケーブパール)

 ベトナム中部のクアンビン省に位置する ソンドン洞窟(Hang Son Doong)は全長約9キロ、高さ最大240メートルで、40階建ての巨大なビルも入る大きさ。イギリスの調査隊により世界最大の洞窟と確定された。ベトナム語で山と川という意味のソンドン洞窟は荘厳で神秘的な雰囲気が漂い、世界中の探険者から強い人気を博している。

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 ソンドン洞窟が初めて発見されたのは1991年。地元住民のホカインさんが山に入っている時、雨宿りのためソンドン洞窟の入口に入った。「洞窟の印象は他の洞窟とあまり異ならないが、なかなか忘れられないのは洞窟内からの冷たい強風と恐ろしいごう音」と振り返る。

 2006年、イギリスの調査隊がベトナムの洞窟調査を行い、ホカインさんの話を基に共同調査を行った。 2年間で数々の洞窟を発見したが、ホカインさんの記憶に残った恐ろしいごう音の洞窟は見つけられなかった。しかし多くの困難の末、ようやく2009年にソンドン洞窟が発見された。

 洞窟内の巨大な石筍、類のない大きさの洞窟真珠(ケーブパール)、希少種・新種の生物、貴重な化石などが調査隊を幻想的な空間に誘った。

 ベトナムの旅行会社Oxalis社は昨年8月、この洞窟の探検ツアーを試験的に開始した。毎月4回しか催行せず、ツアー1回あたりの参加者は8人までに制限している。費用は6泊7日で3,000ドル(ガイド・サポート料、飲食物、ケービング機器など含む)。ツアーは開始から1年が経過したが依然人気を集めており、オンラインでの申し込みが2015年まで埋まっている状況だ。

 世紀の大発見であるにもかかわらず、発見者ホカインさんの功労は相応に報われてはおらず、以前と変わらぬ日常生活に戻って農業を続けている。