ホーチミンで最も歴史ある百貨店ビル取り壊し-国内外から反対の声

サイゴン タックス トレード センター

サイゴン タックス トレード センター

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 在越フィンランドの名誉領事館が10月初旬、ホーチミン市で最も歴史がある買い物スポット、国営百貨店「サイゴン タックス トレード センター(Thuong xa Tax)」の保存の請願書をホーチミン市人民委員会に提出した。

 建築家、研究者、学生などの300人の署名を集めたサイゴンの文化遺産の保存に関する同書は、国外の外交官と市民という異例の組み合わせのものになった。

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 以前も同領事館は昔のサイゴン(ホーチミン市の旧名)と現在のサイゴンの写真を掲載するサイトを立ち上げ、市の遺産を守ることを呼び掛けている。現在には5000人もの支援署名が集められた。

 1880年にフランス人によって建てられた同百貨店は改築を繰り返し、モザイクタイルと階段はそのままの状態で保存されている。ホーチミン市の都市計画では、地下鉄駅の建設のために同ビルを取り壊し、跡地に40階建ての複合ビルを建設する予定だが、同領事館は、モザイクタイルと階段を保存するか別の場所へ移転すべきだと提案している。

 市内では、地下鉄駅の建設のため、今回の建物以外に樹齢百年をこえる木が数百本も伐採されており、市民からはそれを惜しむ声も多く挙がっている。

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