ホーチミン市で「目の見えない子犬を育てている靴磨きの路上生活男性」、話題に

靴磨きの男性のカバンの中できちんと静かに眠っている子犬  フェイスブックページ『サイゴンの小話』より

靴磨きの男性のカバンの中できちんと静かに眠っている子犬  フェイスブックページ『サイゴンの小話』より

  •  
  •  

ホーチミン市内にある日本人街「レタントン」付近で現在、目が見えない子犬を育てている言葉の話せない路上生活者の男性の話が注目を集めている。

アンさんと目の見えない子犬(関連画像)

フェイスブックページ「サイゴンの小話(Chuyen nho Sai Gon)」に8月10日、カバンの中でおとなしく眠っている子犬の写真が、「サイゴンのレタントンの付近で靴磨きの男性のカバンの中に」という短文と共に投稿された。同投稿は多くの若者の注目を集めネットに広がった。

[広告]

写真に写っていた男性の名はアンさん。アンさんを知る周りの人によると、言葉が話せなく、手足もうまく動かないが、約20年間にわたりレタントン付近の路上で生活をしながら靴磨きで生計を立ててきたという。犬好きのアンさんはこれまでに5匹の犬を育てたが、事故にあったり盗まれたりして、その度に仕事もできないほど落ち込むアンさんの姿を見てきたという。

今育てている子犬は1カ月ほど前に拾ったといい、毎日の靴磨きで10万ドン(約550円)ほどを稼いでいるアンさんが目の見えない子犬を大事にかわいがっている様子が多くの人に感動を与えている。

アンさんの話はネットに広がって以来、多くの人が応援したいと申し出て、菓子や食品などを支援したり、靴磨きをお願いして値段以上に支払ったりする若者もいる。子犬は、サイゴン動物保護グループにより予防接種・注射もされた。中にはアンさんの泊まる所を手配しようとする人もいたが、アンさんに断られたという。現在は、アンさんの平穏な日常を尊重しようと、周囲の人々はあまり世話を焼かずに温かく見守っている。

  • はてなブックマークに追加