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ベトナム初の神戸牛正式輸入から1カ月

神戸牛購入者の80%がベトナム人

神戸牛購入者の80%がベトナム人

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 ベトナムで高級レストランと日本食レストランに日本食材を提供している『アクルヒグループ』(ホーチミン市レタントン通り)が5月末、ベトナム市場への神戸牛輸入許可を日本政府から取得した。

神戸牛フォー

 アクルヒグループは、100%内資のベトナム法人企業。ベトナム国内に正式に神戸牛を輸入したのは今ケースが初めて。

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 ベトナムで神戸牛が話題になったのは2010年、ハノイのとあるレストランが初めて神戸牛フォーを提供した時から。当時の1杯価格は60万ドン(日本円で約3,000円)。

 その後、ベトナム国内では正式な神戸牛輸入許可を取得した企業はまだないという農業農村開発省獣医局の発表を受け、衛生面など輸入牛肉の問題が取り沙汰され、神戸牛フォーはメニューから削除された。

 今回正式に神戸牛輸入許可を取得したアクルヒグループは、神戸牛を味わいたいというベトナム国内のニーズに応えることになった。輸入した神戸牛は、同社のグループ企業「アクルヒスーパーマーケット」(ホーチミン市レタントン通り)で販売されている。

 同社が運営している日本食レストラン『Sushi World』(ホーチミン市、1区)では、6月6日から神戸牛フォーの提供も開始。価格は1杯60万ドン。同グループは現在、ホーチミン市1区にある本店のほか、ハノイ、ダナン、 ハイフォン、カンボジアなどにも店舗を構えている。

 輸入許可から1カ月たった現状について、同グループの広報担当は「日本食レストランでの神戸牛フォーの販売数だけでなく、スーパーマーケットで販売している神戸牛の販売数も伸びている」と話す。購入者の80%がベトナム人だという。

 ベトナム在住の日本人だけでなく、ベトナム人にも定着を見せ始めている神戸牛は、今後さらに消費と普及拡大の輪が広がっていくと予想されている。